國體の本義 前田慶一 現代語訳
上巻
國體(国体) 國體の本義(国体の本義)
国 防
筆者より。今現在、日本では激烈な思想戦が行なわれています。我々陛下を戴く愛国者が勝つか、反日・共産主義で国と國體を破壊する輩が勝つかの瀬戸際にあります。国会では反日による暴力行為が平然と行なわれ、日本弱体化を狙うデモが大々的に取り上げられ、マスコミは完全に反日に乗っ取られました。歴史(観)戦などという生やさしいものではなく、思想対思想の戦いです。
戦中に発行された本項目の書物と次項に示す書物は、明確にその点を指摘し、思想戦が夢物語ではない主張しています。
思想戦については、私は、國體の理解が最も強力な武器になると思っています。それは、真の日本と日本人の誇りを取り戻すために国史から純粋抽出された思想だからです。次項の思想戦も合わせてお読みください。
拙著『注釈 臣民の道』 対訳部分抜粋
およそ国防は国家の存立上必須の要件です。国防のない国家のようなものは、空想の世界のことに属します。国防の完全であるとないとは実に国家存亡の別れるところであり、これを忘れて国家の生成発展は到底望むことはできません。
そうであるなら新体制確立の具体的目標は、高度な国防国家体制の整備であり、国家総力戦体制の強化にあります。
もともと国防は武力戦に対する軍備を意味していました。少なくとも世界大戦に至るまでは、各国ともにこの古い国防概念に立って、軍備の充実をもって直ちに国防の強化と考え、戦争は武力戦に終始しました。
しかしながら世界大戦が進むにしたがって、兵器・弾薬・軍需資材等の甚だしい消耗は国内生産力の拡充を促して、戦線と銃後が密接に結びつくとともに、思想戦・外交戦・経済戦・科学戦等が武力戦と一体にとなり、あらゆる国家活動が直接戦争に参加することとなりました。
このようにして戦争は国家の総力戦であり、戦線と銃後との区別なく、国民の全部が戦争に参加していることをはっきりと感じさせたのです。総力戦体制に立ななければ、真の勝利はできません。たとえ武力戦に勝ちを制しても思想戦・経済戦に敗北するならば、結局は戦争に負ける苦しい結果にならなければなりません。その好例は、世界大戦におけるドイツに見るのです。・・・
(ドイツがイギリスによる思想戦に負けた事実はネット上にありますので省きます)
戦争の本質が武力戦から総力戦へと変化してくるにともない、戦時と平時の境も明らかでなくなりました。世界が平和を謳歌しているときにも、その背後には各国の間に、思想戦・経済戦等の激しい戦いが続けられています。
平常より国家国民の総力が国家目的に集結統合されて、最高度の機能を発揮することができるように組織が運営されているのでなければ、武器を取らずしてすでに負けているのです。
もし国家の諸々の機構が支離滅裂となり政治的には党派がお互いに争い、経済的にはその運営が個人の勝手と自由競争とに放任されて国家の目的から遠ざかり、文化的にも学術・芸能・諸施設等がほとんど国家に貢献するところがなく、さらに國體にそむき国民の士気を頽廃させるような思想が広がるままにまかせらているならば、国家とは名のみです。
以上

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