國體の本義(二)前田慶一 現代語訳 中巻
現代語表記 国体の本義
行幸(ぎょうこう)、行啓(ぎょうけい)、御成(おなり)
行幸(ぎょうこう)
天皇のお出まし、即ち「みゆき」を申す。なお古くは上皇、法皇、女院のいでましを「御幸(みゆき)」と申したが、今日は、「御幸」の用語はない。
地方行幸(ちほうぎょうこう)
天皇の地方御視察のためのお出ましを大演習行幸と区別して地方行幸という。
巡幸(じゅんこう)
行幸先の二カ所以上に亙らせられる御場合を申す。御巡幸と御の字をつけなくてもよい。
臨幸(りんこう)、親臨(しんりん) 天皇のその場に臨ませ給うこと。
臨御(りんぎょ) 天皇、皇后、皇太后のその場に臨ませ給うこと。
台臨(たいりん) 皇后、皇太后、皇族のその場に臨まされる場合を申す。
出御(しゅつぎょ)、入御(にゅうぎょ)
天皇、皇后、皇太后が式場その他特定の場所への御出入りを申す。
發御(はつぎょ)、著御(ちょぎょ) 天皇、皇后、皇太后のご出発、ご到着のこと。
渡御(とぎょ)、立御(りつぎょ)、移御、遷御、通御、乗御、昇御、下御
天皇、皇后、皇太后の御場合。また渡御、移御、遷御は賢所、剣璽の場合、渡御は神輿にも用いられる。
還幸(かんこう) 天皇のお帰り遊ばされること。
還御(かんぎょ) 天皇、皇后、皇太后の御帰りを申す。
還幸(かんこう) 天皇の他所へ移らせ給う御場合。
行啓(ぎょうけい) 還啓 皇后、皇太后、皇太子の御外出、御帰りを申す。
御成(おなり)、御帰還(ごきかん) 皇族の御外出、御帰りを申す。
巡啓(じゅんけい) 行啓先の二カ所以上に亙らせられること。
以上
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