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                    『臣民の道』 序言

 

ここでは、まず『臣民の道』が政府によって著わされた理由を、「序言」を読むことによって理解してから先に進みたいと思って記しました。「序言」全文を私が現代語訳したものです。

                   「序言」 現代語訳

 皇国臣民の道は、國體にその大本があり、永遠に続く天皇の治世に力を尽くし、お扶けすることにあります。

 

 それは、抽象的な規範ではなく、昔から日々、日常に実践するものであり、国民のあらゆる生活・活動は、すべて天皇の治世を盛んにし申し上げることに帰りつくのです。


 考えてみると、明治維新以来、我が国は、広く知識を世界中に求め、国の勢いを増す大本を養って来たのですが、欧米文化が入ってくるにともない、個人主義、自由主義、功利主義、唯物主義等の影響を受け、ともすると、我が古来の国の習わしに背いて、祖先から伝わってきた美しい習わしを損なうという弊害を免れることができませんでした。

 

 満州事変が発生し、さらに支那事変が起こるに及んで、国民精神は次第に高まってきたのですが、なおいまだに国民生活全般にわたって、國體の本義、皇国臣民としての自覚が徹底しているとは言えないものがあります。

 

 ともすれば、國體の尊厳を知りながら、それが単なる観念にとどまって、生活の実際に具体的に現わされていないものがあるのは、深く憂えなければならないことです。

 

 このままでは、国民生活の様々なところに根強く染み込んだ欧米思想の弊害を取り除き、真に天皇の治世をお扶けする国を挙げての体制を確立して、今までに例のないほどの大きい仕事を成し遂げるのを期することは困難です

 ここにおいて、自分さえ良ければよいという思想(個人主義)を排し、国家への奉仕を根本的な意義とする皇国臣民の道を盛んにし実践することこそ、現在急がなければならない務めであると言わねばなりません。


                                           現代語訳終

「序言」を要約してみると、

國體を観念としてとらえているだけではいけない。國體を実践に移さねばなりません。が、そのことは、残念ながら徹底されていません。これは憂うべきことです。また、今、日本は欧米の思想が流入して、古来の國體の考えに害をなしています。皇国臣民が大きな仕事をするためには、個人主義を廃し、国家への奉仕を根本とした臣民のなすべきことをしっかりとすることこそ急務です。

このようなことだと思います。「大きな仕事」という言葉は、議論が進むにつれ明らかになっていきます。

                                              以上

                                                                            新エディターの使い勝手が悪く、読みづらいと思いますが、ご理解をお願いいたします。

注釈 臣民の道

 

アマゾン 初版 平成27年12月23日

『註釈 臣民の道』書籍 ←クリック

臣民の道 は、國體(国体)の実践について記されています。戦争直前の危機下にある日本人の心構え・行動について政府(思想局)が記した貴重な本と考え、対訳に註釈を加えて著わしました。

​『対訳 國體の本義』からの構想で、ペアで一つと考えてもよいかとも思ったのです。校正、打ち込み、誰一人として助けてくれない。自費出版とは過酷です。

「國體の本義」のサイト ←クリック

「國體の本義(二)」のサイト ←クリック

◎本サイトは、左上のメニューをクリックしてお読みください。

◎本サイトの内容は、私が上記の本を著わすにあたって勉強し個人的に考察したことを記したものです。

何かのお役に立てれば幸いです。

これを機に、日本の国柄である國體に興味をもっていただければ望外の幸せです。

『現代語訳 尋常小学國史』を刊行します。

文字通り全文現代語訳です。アマゾンのみ販売。

 

7月中に発売できればいいなと思っております。

 

160ページあまりの本です。國體と國史は一つです。

新エディターの調子が悪いので文字が見にくかったりします。

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